押しが強い人は自分が中心

夫が嫌いでしょうがない
やる事一つ一つに腹が立つ
同じ空気を吸っているのも嫌
どうすればよいでしょう
という相談がありました
依頼者は40代の女性 なかなか厳しい話なので、詳細を伺ってみました
現状
一応夫とは恋愛結婚 しかし、もともとあまり好きではなかったそうです ではなぜ結婚したかと言うと
「彼に押しまくられた」ので、「これほど思ってくれるのなら、結婚後も快適に過ごせるのでは」と考えて、彼の申し出をOKしたそうです
ところが結婚後、彼はまったく意見をきいてくないとの事
最初は「まあ新婚だから」とある程度従っていたけれど、どんどんエスカレートするようになり、最近は彼の言葉に異を唱えると、高圧的に押さえつけてくるようになったというのです
もう駄目です でも、自分に収入が無いので離婚は出来ません
とのことでした
お話の中から見えたことは、
・奥様はいわゆるお姫様タイプ 「囲のものは自分の為に動いてくれるはず」との意識が心の奥にはありそうです
・またご主人は「自己中心タイプ」で、何でも自分の思うとおりに動かしたいという欲求が強そうです
ですから、全く相いれないタイプがくっついてしまった事になるのですが、これは結婚前にわかっていたことなのです。
「結婚してください」と猛アタックしてくる人、これは自分の欲求に対して素直に動いているわけですから、行動力、エネルギーは抜群でなのですが、一方で人の都合は考えない、あるいは見えないタイプです。もし彼が気を使う人だったら「こんなに押したら迷惑かもしれない」と考えてしまい、あるところで押しとどまるでしょう。それが良いか悪いかは別として。
もちろん、自分の欲求、利益になる場合は人の事も考えますが、あくまで自分中心です(自分がよくみられるように、人のために ~する といった感じです)
以上の説明をして、さらに奥さんに次のように話をしました
アドバイス
「現時点では、ご主人があなたの思った通りに自ら動いてくれることはありません それはあきらめてください でも、あなたが自分の思う方向に彼を動かすことは出来るかもしれません」と
その方法ですが、まず
- ご主人があなたに望んでいることをいくつかリサーチしてください
- 次に、不満はあると思いますが、実験と思ってその中の一つを選んでしばらく実行してみてください
- そして、しばらくしたら、「それを続けるために必要なんだけど」といって、あなたの望むことをちょっと出してみてください
とお話ししました
最初は難しい顔をしていた奥さんも、まあ気が向いたら実験だけでもしてみましょうとおっしゃってくださいました
その後
後日話を聞くと、あれからしばらくして、夜必ず夫の帰りを玄関で迎えるようにしたら、朝、ゴミ出しをしてくれるようになりました。と話をしてくれました 「まだまだだけど、少しでも快適に過ごすために実験は続けてみます」と以前よりはちょっと明るく笑っておられたのが印象的でした
女性の権利が言われ出して久しいですが、実際のところ家庭内では、従ったふりをしながらうまく旦那様を操って幸せな生活をしている賢い奥様が多かったのが昔の日本だったのではないかとも思います
「損して得取れ」ですかね (笑)
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