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カウンセリングノート No.4 すれ違いの種

カウンセリング

すれ違いの種

以前あるご夫婦がいらっしゃいました
旦那さんは奥さんが大好き   
奥さんは旦那さんの事が嫌いではないけれど、あまり信用していない

そこでいろいろ不満が出てくるわけです

奥さん曰く、

主人には日本語が通じないんです

え?

先日夫にカメラを買ってきてくれるように頼んだんです

最近孫が出来たんで遊びに来た時に撮りたくって
私、機械に弱いから出来るだけ簡単な、シャッター押すだけのものにしてって
あと軽い方がいいわ って何度も念を押したんです

なのに、彼、どんなカメラを買ってきたと思います?

とても大きな一眼レフを買ってきたんです

「これ、とても性能がいいんだ 何でもできるぞ
とっても高かったけど、お前のためだから奮発したんだ」

万事がこの調子なんです

きっと旦那さんはカメラが大好きで、ようやく購入の許可が出たから、自分でも使うつもりで、好きなものを買ったんだろうとその時は思っていました

ところが後日旦那さんに話を聞くと、彼はカメラには全く興味が無く、欲しいと思ったこともないとのことです

ではどうしてあんなカメラを買ったのか聞いてみると、 「妻を喜ばせたくて、お店の人に聞いて一番良いものを選びました」と答えたのです

う~ん

「奥さんの希望は?」と聞くと

「えっ? そんなの遠慮してるんでしょ、機能の良いものの方がいいのは当然じゃないですか!」

大好きな奥さんから邪険にされていて、腹を立てつつも、何とか良い関係を取り戻したいと必死になっている気持ちは伝わってくるのですが、、、

実は奥さんの話には続きがあります

結婚前は彼がいろいろやってくれることが、自分の意図とは多少違っていてもとても気持ちがよかったんです。ただ、結婚してから、それが実は私の気持ちを全く考えていないんだと言う事が判ってきて、どんどん彼への信頼感がなくなっていったんです 当然彼に対する態度もそれなりのものになっていることは否定できませんね

まとめ

今回の問題の唯一の解決方法は、お互いが本当に望むことを理解して、自分の気持ちとの間にギャップがあれば、うまくバランスをとることに尽きると思います

ただ、言うは簡単ですが実際には妙なプライドなども絡んでくるのでなかなか大変です

今回はお互い個別に話をして、状況だけは説明しましたが、本当は関係の良いうちに、いかに相手の本音を理解できるか、仮に喧嘩になったとしても関係が良いうちなら修復できるので、疑問を感じたら思い切って話をすることが何よりも大切だと思います。

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