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第三回 ヒプノセラピーとトラウマ 2

三日月 ヒプノセラピー

トラウマの原理

さて、今回は潜在意識の中のトラウマが、どうやって我々に影響を与えているかを説明していきたいと思います

はい、よろしくお願いします

皆さん、不安や恐怖を感じる時って、どんな時だと思いますか?

それは当然、心配なことがあったり、危険が迫っていたりする時ですよね

はい、そうですね。さらにその中で、心配事や危険の具体的な原因がわからない場合、ものすごく嫌な感じがしませんか?

というと?

例えば、腕がものすごく痛いとします。ところが、腕を見ても傷もなければ、特に変わったようには見えない。これって不安になりません?

はい、それはものすごく不安です。何か悪い病気なんじゃないかって

ところが、そこに大きな傷があったり、また、昨日さんざん腕の筋肉を酷使していたことを思い出したりすると、「あ、このせいか」と思ってちょっと安心しません?

はい、「あ、そうか、だから痛いのか」とわかればちょっと安心します

そうなんです。人間、原因がわからないことは非常に怖く不安になります

はい、わかります。 で?

前回お話したように、潜在意識の中に自分では覚えのないトラウマがあり、これにより影響を受けているとするとどうなると思います?

そうか、「なんかとても怖いけど、何が怖いかわからない」という事が起こるわけですね

その通りです。例えば、人がとっても苦手で、人と話をするのが苦痛でしょうがないという人がいるとします

ここでもし潜在意識の中にあるトラウマを見られたらどうでしょう。たとえば、そこに、自分の話した間違いを、年下の若者から徹底的に馬鹿にされて批判された過去が見えたとしたら。さらに、だから自分は人が苦手なんだと思えたら

そっか、目の前の人が、そんなことをする人じゃないと思えれば、かなり楽にはなるかもしれませんね

そうなんです。それを繰り返すと、自然に苦手意識が減っていき、それと同時に現実世界でちょっと頑張って成功体験をふやしていければ、トラウマは解消されていきます

なるほど、原理がちょっとわかった気がします

はい、それでは次回、具体的な方法についてお話ししす

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