ヒプノセラピーで過去に戻る場合、そこで自分がどのような立場をとるか、それには大きく分けると二つのパターンがあります
- 一つは、自分自身がその場所に戻り、行動している場合
- もう一つは、その場所には戻っているが、行動している自分を外から眺めている場合
- さらに、両方がミックスしている事もあります
サニープレースへ古くから通って下さっている女性の話をしましょう
彼女は最初、親族、仕事、すべてがうまくいかずに心身共に疲れ果て、へとへとの状態でいらっしゃいました
退行催眠
催眠の中で、「今、あなたが行くべきだと考えているところへ向かうように」と指示をすると、潜在意識は彼女をかなり昔、どこか異国の地へ連れて行きました。そこには、大勢の人の前で話をしている女性がいました
すぐに彼女はそれが前世の自分だと確信しました
ただ、その女性の話している言葉は全く知らない言語でした
ところが何とも不思議なことに、何を言っているかは全部理解できたのです
彼女は催眠の中で、前世の自分が話している事を聞き、その内容をすべて私に教えてくれました それもちょうど同時通訳のように、一文一文きちんと区切りながら
内容は、宗教的指導者が大衆に向かって話すような一般的な内容なのですが、それを一字一句間違えずに(?)私に話してくれました(彼女が言うには)
ところがここでさらに驚くべきことがあります
女は催眠から覚めると、自分が何かを話した事は覚えていても、その内容は全く記憶にないというのです
その後
彼女は同じようなパターンを何回も経験しました それ自体は彼女に大きな変化をもたらすようなものではなかったようなのですが、回数を重ねるにつれて、自然に内容が変わっていき、次第に心の中が軽くなり、すっかり元気になられました
おそらく最初の映像は、現世で彼女の心を追い込んでいった原因の一つである、「生真面目さ」の元の何かだったのだろうと思います
今でも彼女はンテナンスをかねて、年に数回来てくださいますが、とても元気にされています
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