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ヒプノファイル No.1

深層心理に関係する部分には、まだよくわからない所がたくさんあります。
ヒプノセラピーのセッションの中ではいろいろ不思議なこともあるのですが、その一部を紹介してみたいと思います。
もちろん、ご本人がきいても、「よく似た話ですね」と思うくらいに脚色はしてありますが、本質的な部分は変えていません
ヒプノセラピーはどんなものか知るうえで、参考にしてみてください。

胸の痛み

これは、あるクライアントさんのお話です。
事前にいろいろお話を聞いている中で、次のようなことをおっしゃってました。

どうも、時々左の胸が痛いんですよね。

耐えられないほどではないのですが、鈍い、古い痛みと言いますか、時々思い出したように出てくるんです。
病院で検査してもらっても特に異常はないし、しばらくすると忘れてしまうので放ってあるんです。

このクライアントさんは、この痛みが問題でヒプノセラピーを受けたわけではありませんでした。ただ、ヒプノセラピーの中で前世に戻った時、次のような映像を見たのです。

前世の映像

時は大昔、場所はどこかの戦場でした。彼は20代の若者で、この戦争の兵隊として参加していました。

戦況は一進一退で、皆非常に疲弊していました。彼は休憩をとるために、最前線から下がって休憩をとっている仲間のところへ行きました。その時です。あらぬ方向から屋が飛んできて彼の胸に刺さってしまったのです。


それは実は流れ矢だったのですが、敵が攻めてきたと思った周囲の仲間は彼を残して一目散に逃げてしまいました。

彼は胸の矢を抜こうともがき苦しみながら息絶えます。

と、ここで、ヒプノの中でその場に戻った今の彼に、前世の彼の矢を抜いてあげるように指示をして矢を抜いてもらいました。
すると、前世の彼は穏やかな顔になって息を引き取りました。
この日のセッションはそれで終わりました。

セッション後

その後、数か月たって彼から聞いた話なのですが、その日以来胸の痛みが出ていないとのことなのです。
まあヒプノセラピーの結果かどうか、真実はわかりませんが、確かに痛みの位置や深さなどは刺さった矢と一致していた事は間違いないので、何らか関係があると考えるても
それほど不自然ではないかとも思います。

もちろんプラシーボ効果の可能性もありますが、いずれにせよ
あのセッション以後厄介な痛みがなくなったと言う事は事実です。

ヒプノセラピーでは、事実かどう化より、それによって今が変るかどうか
と言う事が一番重要だと考えています。

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